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記事一覧 

コペル君の志

  コペル君の人生 『君たちはどう生きるか』の主人公、コペル君のプロファイリングをしたことがあります。概要はこんな感じ(↓)。 コペル君(プロフィール)    ○生年 コペル君(本名:本田潤一)は、本の中では、中学2年生 […]

結局あの戦争は何だったのか
ー日本から見たWW2ー

  はじめに 「第二次世界大戦 -アメリカはなぜ参戦したのか-」を読んで下さった方の中には、「で、結局、あの戦争のことはどう考えたらいいの?」とモヤモヤしている方がいると思う。 私の基本的な理解は、日中戦争と第二次世界大 […]

第二次世界大戦
-アメリカはなぜ参戦したのか-

はじめに  私はこれまでの人生の中で「アメリカはなぜWW2に参戦したのか」という問いを問うたことがなかった。 *このブログの最初の記事でも、私が問うたのは「昭和の日本が、勝ち目のない戦争を始めた(そしてなかなかやめなかっ […]

知性と自由意思の使い方
:「夢見る人類方式」から「宇宙人方式」へ

  人類は「なぜ?」を問う 「平和が大事と分かっているのに、なぜ戦争を止められないのか。」 「なぜあの人がこんな風に死ななければならなかったのか。」 「なぜ私はこんな酷い目に遭わなければならないのか。」 「政治はなぜ何も […]

独自研究のすすめ

  自然界に善悪はない 写真は夾竹桃(キョウチクトウ)。 私は広島に来るまで見たことも聞いたこともなかったが、広島ではどこにでも生えている。 「広島市の花」なのだ。 東京で見かけなかったのは、毒性が強いせいかもしれない。 […]

私に講師資格はあるのでしょうか?(エマニュエル・トッド入門講座 講師自己紹介)

  日本における法学 私のもともとの専門は法学(刑法学)です。2018年度まで法科大学院で刑法を教えていました。 つまり、人類学者でも人口学者でも歴史学者でもないのですが、ある日ふと、「(日本では)法学者って意外とこの任 […]

行政の立ち位置

  普通に頭がよさそうで、普通にいい人そうな人が、日本の総理大臣になるのはすごく久しぶりだ。それだけで私はとても嬉しい。 それ以上に政治家に多くを期待する習慣はないが、岸田氏にはほかにもずいぶん期待できるところがある。新 […]

「権威主義」を使いこなそう(3・マスコミ 日常生活編)

大本営発表的マスコミ報道ーーNHK国営化案 今回、私が結構ショックを受けているのは、マスコミがワクチン摂取後の死亡例に関する報道をひどく抑制していることです。日本の人々は安全性に対して非常に敏感ですから、「こんなにがむし […]

「権威主義」を使いこなそう(2・政治編)

責任の所在が曖昧ーー政治主導より行政主導で 直系家族システムの権威主義が面白いのは、正しさは「決まっている」。しかし「何が正しいかは誰にもわからない」という点です。 人類学システムの中には、直系家族以外にも、権威主義的な […]

「権威主義」を使いこなそう (1)

はじめに みなさん、新型コロナウィルス対策ワクチンを打ちましたか? 私のことは秘密です。どっちにしてもいろいろめんどくさいので。 新型コロナウィルス対応をめぐって、日本の政治、専門家集団、マスコミ、職場の在り方・・要する […]

日本近代史年表(?)

基本的には「昭和の戦争について」を書く準備として、こんな表を作りました。人物のセレクションは恣意的ですし、数字などの典拠も書いていないので、資料的価値はありません(嘘ではないつもりです)。ご参考までに。

昭和の戦争について

1 はじめに 昭和の日本が、勝ち目のない戦争を始めた(そしてなかなかやめなかった)のはなぜか、というのは、分野を問わず、社会科学者にとっては重たい問いである。私自身はエマニュエル・トッドの移行期危機の理論1トッドの本のあ […]

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